Gitのインストール
Gitを使いはじめて2年ほど経ちますが、開発に欠かせないツールとなっているこの頃です。
Gitのインストール方法について、まとめました。
Gitは主に二つの方法で入手できます。
一つはプラットフォームに応じたパッケージをインストールすることです。
もう一つはソースからインストールします。
まずは、導入の簡単な「パッケージを使ったインストール方法」を紹介します。
パッケージを使ったインストール方法
Linuxにインストール
バイナリのインストーラーを通じてLinux上にGitをインストールしたいのであれば、大抵はディストリビューションに付属する基本的なパッケージ・マネジメント・ツールを使って、行なう事ができます。
$ yum install git-core
もしUbuntuのようなDebianベースのディストリュビューションを使っているのであれば、apt-getをやってみましょう。
$ apt-get install git-core
Macにインストール
MacにGitをインストールするには2つの簡単な方法があります。
もっとも簡単な方法は、グラフィカルなGitインストーラーを使うことです。
以下のページからダウンロードすることができます。
http://code.google.com/p/git-osx-installer
もう一つの主要な方法は、MacPorts (http://www.macports.org) からGitをインストールすることです。
ちなみに僕のmacには、この方法でインストールしました。
MacPortsをインストールした状態であれば、以下のコマンドでインストールできます。
$ sudo port install git-core +svn +doc +bash_completion +gitweb
Windowsにインストール
WindowsにGitをインストールするのはとても簡単です。
macと同様にグラフィカルなGitインストーラーを使うことで簡単にインストールができます。
以下の記事で詳しく説明しています。
msysGitのインストール
ソースからのインストール
ソースからインストールするのは、そこまで難しくありません。
Linuxディストリビューションが古いパッケージを収録している事はよくあることですが、そのような場合はソースからインストールしたほうがよいでしょう。
Gitをインストールするためには、Gitが依存するライブラリーである、curl、zlib、openssl、expat、libiconvを入手する必要があります。
$ yum install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel
UbuntuのようなDebianベースのディストリュビューションを使っているのであれば、apt-getで入手します。
$ apt-get install libcurl4-gnutls-dev libexpat1-dev gettext libz-dev libssl-dev
これで準備は整ったので、Gitのウェブサイトから最新版のスナップショットを入手します。
http://git-scm.com/download
コンパイルしてインストールします。
$ tar -zxf git-1.7.9.4.tar.gz $ cd git-1.7.9.4 $ make prefix=/usr/local all $ sudo make prefix=/usr/local install
※補足
ちなみに、僕がやってみたところ、makeで
Can't locate ExtUtils/MakeMaker.pm in ~~~
とエラーがでました。
その場合はperl-ExtUtils-MakeMakerをインストールすればOKです。
$ yum install perl-ExtUtils-MakeMaker