守るものがある人間は、自由気ままな人間より強い
「一粒だって涙なんか流さない。君がそばにいてくれさえすれば」
Ben・E・Kingの「StandByMe」の歌詞です。
守るものがある人間は、自由気ままな人間より強いと思います。
東北地方太平洋沖地震で、海が真っ黒な濁流となり海岸沿い一帯を瓦礫の山に変えてしまいました。
このような絶望的な状況で一体何に希望を持って生きていけばいいのでしょうか。
多くの人が我が子のために、妻のために、家族のために、とそれぞれ守るべきものがあるからこそ今日を生きれるのだと思います。
避難所となった石巻市内の小学校で陣痛がきた女性を被災者たちが手当てし、無事に男児が生まれたそうです。
男児を出産した母親も、家族や親戚を失ってしまっているかもしれません。
けれど、きっと今日も前を向いて懸命に生活をしているでしょう。
不安や絶望に飲み込まれそうになっても、一瞬我が子の顔がよぎり、子供のためにも頑張らなければ、と下を向いた顔を前に向けることができるはずです。
今後も多くの困難があるでしょうが、守るべきものがあれば乗り越えれると思います。
守るべきものは、重荷なんかではありません。
負けそうになる自分を支えてくれるものなのです。