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被災地からの手紙を掲載させてもらいます

被災地からの手紙を掲載させてもらいます。


掲載元
株式会社ワクワク 千代鶴直愛様のメルマガより


以下、原文のまま転載します。



(以下は被災地の方からのメッセージ↓)

                                                                                                                                                                                      • -

いつもメルマガ拝見しております。
私が知る現状をどなたかに伝えたくメールします。
もっとひどい地域がたくさんある中ではありますが、
なかなか報道には出てこない現実をお伝えできたらと思います。

私は福島県福島市で被災しました。
福島市ライフラインで止まっているのは水道のみです。
とはいえ、被災してからどんどん食料調達と飲料水調達が難しくなってきています。

福島市は車でないとお店まで行くのに難しい土地柄です。
しかし、給油はほとんどできない状況です。
貴重なガソリンを使いお店まで行っても3時間待って物を手に入れている状況です。
(ほとんどが売れてしまって入荷がいつかは不明)。
水も飲料水は井戸水、トイレ用に川の水を汲みに行ってます。

私はまだ主人と2人、体力もあるのでやってられますが
独り暮らしのお年寄りや小さいお子さんがいる家庭は相当大変だと思います。
知り合いがいる土地は以下のような状況らしいです。
水戸→福島市より被害はひどかったようです。
ライフラインで困っているのは福島市と同じみたいです
八戸→一部津波の被害を受けたようです。
ライフライン福島市と同じみたいです。
仙台→ライフラインは全て止まっているようです(一部電気は復旧)。
福島より人口が多いので物資調達はさらに厳しいようです。
県警の方の情報だと略奪も起きているそうです。

千代鶴さんの判断は正しいです。
ボランティアはありがたいと思いますが、飲料水、食料が不足している今、
逆に迷惑になる可能性は高いです。→ごめんなさい。
今は何より物資が必要です。早く流通が復活してほしいと祈るのみです。
灯油も入手困難になっているので、これから寒さとの闘いも加わるでしょう。

被害が少ない東京のほうですら電力制限等あり、大変だと思います。
東京に住む妹によると東京も物資が少なくなっているとか。
みんなの我慢するとき、なのでしょうね。

お店に並べば皆、知り合いだったかのように話します。
そこが情報交換の場です。井戸水を自主的に提供してくださっている方もいます。
厳しい中、人間のあたたかさを感じることは多いです。
生きることができている私たちに何ができるか、毎日考えようと思います。
長文、失礼しました。


福島市 M.I.さん(女性)




千代鶴さん

メルマガありがとうございます。
今は励ましの言葉が一番です。

私がいるところは、仙台市太白区です。
都市ガス以外は復旧していますので、節電しながらとりあえず生活できます。

やはり心配なのは、食糧や生活用品、薬、ガソリン、灯油などです。
開店しているお店もごく少なく、買い物をする人たちで長蛇の列です。

今は、自衛隊や警察、医療チームなど災害救助のプロにまかせるべきで
人命救助が最優先だと思います。

千代鶴さんがおっしゃるように、
一般のボランティアの方々は、お気持ちはとても嬉しいのですが
まだこちらにいらっしゃるのは早いと思います。
物資が足りません。

先ほどラジオで、トラックの運転手さんから
「ほとんど不眠不休で物資を被災地へ、名古屋から運んでいます。
みなさんがんばってください。
疲れていますが、被災地へ行かなければと思うと、眠気も感じません。」
というメッセージを聞きました。

今こそ、みんなの心が一つになる時ですね。

直接なにか出来なくても、
節電をする、無駄な買い物をしない、デマを流さないなど小さなレベルでの救援は可能です。

ひとつご提案なのですが、
もう少し落ち着いて来たら、今度は被災者の精神的なケアが必要になってくると思います。
特にひとりで暮らしていらっしゃる方々は
「誰かに話す」ということで、
恐ろしい体験のストレスを少しでも軽減できるのではないかと思います。
私の家の近くに、仮設住宅が建つ予定です。
なにか出来ないかと思います。

素人の思いつきでまとまりがありませんが、
千代鶴さん、なにか良いアイディアがあればアドバイスくださいませ。


仙台市 ゆきさん(女性)




千代ちゃん

ありがとう!

千代ちゃんのメールが嬉しかった。
頑張ります。

こちらは、まだまだライフラインがままならず、やっと今日、充電でき携帯がみれました。
水、ガスはまだかかりそうです。

ありがとうございます。

その後、実家の家族とは電話が繋がらず、連絡がとれませんが無事だと思われます。

今日になり、弟の奥さんの両親が地震時に一度、
連絡がとれてからは未だまだ安否の確認できません。

濁流にのみ込まれた可能性があるとの連絡があり、祈るのみです。
諦めないで安否を信じたいと思います。

不安で恐怖でできているかどうかの中、やっとです。
弟たちは、両親の近くに行きたくてもガソリンが手に入らず、移動の手段もありません。

励ましメールがありがたく、本当に感謝してます。

お一人お一人のメールや着信は名前を見ただけでも嬉しく涙が溢れるんです。

私は、地震時、定禅寺通りトータルハーモニーにいました。
揺れがもの凄く、すぐ出られなく暫く動けないまま数分がたち、
少し揺れがおさまるチャンスで必死でお店のビルから出てきました。
死ぬほど揺れもうダメかと思った事が何度もある中、
できたかどうかとにかく必死でした。

生きてるという実感があとからやってきました。

また家まではお店から通常15分で帰れるところ6時間の渋滞で帰れました。

街からは人があふれ、まるで映画のような状況でした。
数日、夜は、電気が全くなく、暗闇の中にいました。
懐中電灯も電池を買える場所がない状況。

仙台の街は空いているお店は昨日の段階ではありませんでした。

移動するにもガソリンがかかり、スタンドは空いてないにも関わらず、
空くかもしれないと思う人たちが何キロも並んでます。

食料は各地区の学校等に配られますが、並んでもらえるのは小さいおにぎり一個程度です。

午前9時の段階で終了、その後みとうしはないというチラシ。

水も三時間並び、一ポリタンクなければバケツ一杯です。

コンビニ、スーパーに100円、300円、500円と限定数でお菓子及び、缶詰めが買えますが、
お野菜やおかずになるものは全く買えない状況。

我が家から車で30分の場所はテレビで流れている状況です。

知人から連絡があり、国道、道路には死体がたくさんあり、
今回の津波の恐ろしさを物語っているようです。
海の近くが勤務先の友人から安否の連絡がありました。
泥水の中に埋もれる死体をかき分け、家族の所へ帰るのが精一杯。

諦めないで命の力を信じ、とにかく生きる事に前に進む事だけがやっと。

昨日、一昨日と1人暮らしの友人、親戚を回りました。
第一声は「生きてたぁ〜」です。

海の近くに住んでいる友人、知人の安否は確認できません。

怖くて連絡する事に躊躇します。

まだ余震は続いてます。

夜中サイレンが鳴り火災が相次いでます。

パジャマで眠る事はありません。

近くの体育館には遺体が収容されています。

携帯はほとんど繋がりません。
やっとメールがはいるかどうかです。

まるで夢の中にいる状況ですが、放射能対策も含めしっかり冷静に行動していくつもりです。

回りにある全てのものが貴重です。

まだまだ家の中の片付けがあります。

今回は暖をとること、水の確保、電池、灯油、食料の確保が必須。

私たちは乾麺等々、比較的に食料はまだあります。

近所の方々と分けます。

爆発した近くにいる友人は、ガソリンもなくどこにも移動できずにいます
また、友人は家も流されました。

私たちより大変な方々はまだまだいます。

安否を祈らずにいれません。

想像を絶する状況ですが今できる事をやらなければと思ってました。

仙台の仲間も今日やっと全員と連絡とれました。

自分を信じ一人一人が不安と恐怖を消化していく感じです。

解釈の余裕なんてありませんでした。

元気に会いたいです。

今朝、早く、福島の友人から連絡があり、
家族バラバラで別れて行動する事を余儀なくされました。
行く所がどこもないと。

私の所にくるようにと、準備してます。

とにかく今は迎え入れて、私たちができる事をやることです。

目の前にきた事をしっかり受け止めます。

また何かありましたら連絡させてください。

お願いメールをしてしまうかもしれません。

メールが本当に嬉しかった。
メールが今の私たちは何より嬉しく、
1人じゃない意識の繋がりがありがたかったです。

今日まで連絡がとれなかった仙台の仲間からのメールを転送します。
以下より

今実家近くの小学校に来ていて、やっと携帯を充電することができました!

自宅の福室はガスと電気がまだ止まっています
ご近所の方々と協力して食べています

私の職場、三井アウトレット仙台港は津波に襲われました

私は地震当日は出勤日でしたが、明け方まで熱が出ていて仕事をお休みしたため、
難を逃れました

熱が出て仕事を休んだおかげで津波には遭わなかった

出勤していたら車も津波で失っていたよ

奇跡的に守られていたの

一人一人が大切で価値ある存在です。

千代ちゃん
助けてメールしてしまうかもです。

今はできる事に向き合います。

ありがとう!
20110315


仙台市 T.S.さん(女性)

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(以上が被災地からのメッセージです)


見えないところで、頑張っている人たちがいます。
大変な人たちがいます。
僕たち一般市民は被災地に直接行くことはできません。
おそらく、行っても迷惑をかけるだけです。
僕たちにできる最良の行動とは、関心を持ち、ささやかながらも一人一人が応援することではないでしょうか。
一人一人の小さな力が大きな力になり、たくさんの人が救命されるのを祈ります。